Step 2:HTML・CSS・JavaScript の基礎知識

コードを書く講座ではありませんが、AI に指示を出すとき「何を伝えればいいか」がわかるように、基本的な仕組みを理解しておきましょう。


Web ページは 3つの言語でできている

言語役割たとえると
HTMLページの構造・内容家の骨組み・間取り
CSS(Tailwind CSS)見た目・デザイン壁紙・家具・インテリア
JavaScript動き・インタラクション電気・水道・エアコン

この 3つが組み合わさって、普段見ている Web ページができています。


HTML — ページの「中身」を作る

HTML とは?

HTML(HyperText Markup Language) は、ページに「何を表示するか」を書くための言語です。

タグ という目印で囲んで、テキストや画像の意味を伝えます。

タグの基本

<h1>これは見出しです</h1>
<p>これは段落(本文)です</p>
  • <h1> — タグの始まり(開始タグ
  • </h1> — タグの終わり(終了タグ
  • タグに挟まれた部分が コンテンツ

よく使うタグ一覧

タグ意味使い方
<h1><h6>見出し<h1> が最大、<h6> が最小
<p>段落(本文)文章を書くときに使う
<a>リンク他のページへ移動するリンク
<img>画像写真やイラストを表示
<div>グループ化要素をまとめる箱
<ul> / <li>リスト箇条書き
<button>ボタンクリックできるボタン
<table>データを表形式で表示
<header>ヘッダーページ上部の領域
<footer>フッターページ下部の領域
<section>セクションページの区切り

HTML の構造

Web ページ全体は以下のような構造になっています:

<!DOCTYPE html>
<html>
  <head>
    <title>ページのタイトル</title>
  </head>
  <body>
    <h1>ようこそ!</h1>
    <p>ここに本文が入ります。</p>
  </body>
</html>
部分役割
<head>ページの設定(タイトル、CSS の読み込みなど。画面には表示されない)
<body>実際に画面に表示される内容

属性(アトリビュート)

タグに追加情報を付けられます:

<a href="https://example.com">リンクテキスト</a>
<img src="photo.jpg" alt="写真の説明" />
属性意味
hrefリンク先の URL
src画像ファイルのパス
alt画像の説明文(画像が表示されないときに出る)
classTailwind のクラスを付けてスタイルを当てるための名前
id要素を特定するための一意の名前

AI に伝えるとき:h1 の見出しを大きくして」「button の色を変えて」のように、タグ名で伝えると正確に伝わります。


Tailwind CSS — ページの「見た目」を整える

CSS とは?

CSS(Cascading Style Sheets) は、HTML で作った構造に 色・大きさ・配置 などの見た目を付けるための言語です。

今回の講座では CSS を直接書く代わりに Tailwind CSS を使います。

Tailwind CSS とは?

Tailwind CSS は、あらかじめ用意された クラス名 を HTML に書くだけでデザインできる CSS フレームワークです。

普通の CSS との違い

普通の CSS はこう書きます:

h1 {
  color: #2d5016;
  font-size: 32px;
  text-align: center;
}

Tailwind CSS なら、HTML の class に直接書けます:

<h1 class="text-green-800 text-3xl text-center">湯宿 やまざくら</h1>

メリット: CSS ファイルを行ったり来たりしなくて済む。AI も Tailwind のほうが効率的にコードを書けます。

よく使う Tailwind クラス一覧

文字のスタイル

クラス意味
text-sm / text-lg / text-3xl文字の大きさtext-xl(大きめ)
font-bold / font-normal文字の太さfont-bold(太字)
text-center / text-left / text-right文字の揃え方text-center(中央)
leading-relaxed / leading-loose行の高さ(行間)leading-relaxed(ゆったり)
tracking-wide文字間隔tracking-wide(広め)

クラス意味
text-{色}-{濃さ}文字の色text-green-800, text-gray-600
bg-{色}-{濃さ}背景色bg-white, bg-green-50
text-white白文字ヒーローの文字など
bg-black/50半透明の背景オーバーレイに使う

色の 濃さ50(薄い)〜 950(濃い)まで指定できます:

bg-green-50   → とても薄い緑
bg-green-200  → 薄い緑
bg-green-500  → 標準の緑
bg-green-800  → 濃い緑
bg-green-950  → とても濃い緑

AI に伝えるとき: 「背景を薄いグレーにして」「文字を text-green-800 にして」のように、日本語でもクラス名でも伝えられます。

サイズと余白

クラス意味
w-full / w-1/2 / w-64横幅w-full(100%)
h-screen / h-64高さh-screen(画面いっぱい)
p-4 / p-8 / px-6 / py-12内側の余白p-8(全方向に余白)
m-4 / mx-auto / mt-8外側の余白mx-auto(中央寄せ)
space-y-4子要素の縦間隔space-y-8(要素間を空ける)

余白のサイズ: 数字は 4px 単位です。p-1 = 4px、p-2 = 8px、p-4 = 16px、p-8 = 32px

枠線と角丸

クラス意味
border / border-2枠線border border-gray-200
rounded / rounded-lg / rounded-full角の丸みrounded-xl(大きく丸く)
shadow / shadow-lgshadow-lg(大きめの影)

配置とレイアウト

クラス意味
flex横並び(フレックスボックス)flex gap-4
grid / grid-cols-3グリッドレイアウトgrid grid-cols-3 gap-6
items-center縦方向の中央寄せflex items-center
justify-center横方向の中央寄せflex justify-center
gap-4 / gap-8要素間の間隔flex gap-6
max-w-6xl / mx-autoコンテンツ幅の制限 + 中央寄せmax-w-6xl mx-auto

具体例で見てみよう

カードコンポーネント

<div class="bg-white rounded-xl shadow-lg p-6">
  <img src="room.jpg" alt="客室" class="w-full h-48 object-cover rounded-lg" />
  <h3 class="text-xl font-bold mt-4">和室スタンダード</h3>
  <p class="text-gray-600 mt-2">8畳の落ち着いた和室</p>
  <span class="text-green-800 font-bold text-lg">¥15,000〜</span>
</div>

ボタン

<button class="bg-green-800 text-white px-8 py-3 rounded-full text-lg font-bold hover:bg-green-700">
  ご予約はこちら
</button>

hover: を付けると、マウスを乗せたときのスタイルを指定できます。

レスポンシブデザイン(スマホ対応)

Tailwind では プレフィックス を付けるだけでスマホ対応ができます:

プレフィックス画面サイズデバイス
(なし)すべてスマホ(デフォルト)
sm:640px 以上大きめのスマホ
md:768px 以上タブレット
lg:1024px 以上PC
<!-- スマホ: 縦1列 → PC: 横3列 -->
<div class="grid grid-cols-1 md:grid-cols-3 gap-6">
  <div>カード1</div>
  <div>カード2</div>
  <div>カード3</div>
</div>

Tailwind は モバイルファースト です。まずスマホ用のスタイルを書き、md:lg: で PC 用のスタイルを追加します。

AI に伝えるとき: 「スマホでは縦1列、PCでは横3列にして」のように伝えればOKです。


JavaScript — ページに「動き」をつける

JavaScript とは?

JavaScript(JS) は、ページに 動きインタラクション を付けるための言語です。

JavaScript でできること

できること
ボタンを押したら何かが起きるメニューの開閉、モーダル表示
スクロールに合わせたアニメーションふわっと表示、パララックス
フォームの入力チェック「メールアドレスの形式が正しくありません」
データの取得・送信予約フォームの送信

基本的な書き方

// ボタンがクリックされたらメッセージを表示
document.querySelector(".button").addEventListener("click", () => {
  alert("ご予約ありがとうございます!");
});

今日の講座では

LP の制作では JavaScript はほとんど使いません。必要な場合も AI が自動で書いてくれる ので、以下のことだけ知っておけば OK です:

  • JavaScript は 動き を付けるもの
  • .js という拡張子のファイルに書く
  • エラーが出たら AI にエラーメッセージをそのまま見せる

3つの言語の関係

HTML・Tailwind CSS・JavaScript は以下のように連携しています:

HTML + Tailwind(構造 & 見た目を一体で書く)
├── <h1 class="text-green-800 text-5xl text-center font-bold">
│     湯宿 やまざくら
│   </h1>

│   text-green-800  ← 文字色を深緑に
│   text-5xl        ← 文字を大きく
│   text-center     ← 中央寄せ
│   font-bold       ← 太字

JavaScript(動き)
└── スクロールしたら h1 がふわっと表示される

ポイント: Tailwind では HTML と見た目が一体なので、AI にデザイン修正を頼むとき Tailwind のクラス名 を使うとより正確に伝わります。


AI への指示に使える用語集

AI に修正を頼むとき、以下の用語を使うとスムーズです:

やりたいことAI に伝える用語 / Tailwind クラス
文字を大きく/小さくtext-2xl にして」「文字を大きくして」
文字を太くfont-bold にして」
文字の色を変えるtext-green-800 にして」「文字を深緑にして」
背景色を変えるbg-gray-100 にして」「背景を薄いグレーにして」
余白を増やす(内側)p-8 にして」「パディングを広くして」
余白を増やす(外側)mt-8 にして」「上のマージンを広くして」
中央寄せtext-center にして」「mx-auto で中央寄せ」
横に並べるflex で横並びにして」
グリッド3列grid grid-cols-3 にして」
角を丸くrounded-xl にして」
影を付けるshadow-lg を付けて」
透明にするopacity-50 にして」
スマホ対応md:grid-cols-3 でPC3列、スマホ1列にして」
ホバー効果hover:bg-green-700 にして」

もちろん「余白を増やして」「角を丸くして」のような日本語だけでも AI は理解してくれます。Tailwind のクラス名を使うとより 正確に 伝わる、ということです。


このステップのまとめ

  • HTML = ページの構造(タグで囲んで意味を付ける)
  • Tailwind CSS = ページの見た目(クラス名を付けるだけでデザインできる)
  • JavaScript = ページの動き(今日はほぼ AI 任せでOK)
  • AI への指示は 日本語でOK、Tailwind のクラス名を使うとより正確

基礎知識はここまで!次はいよいよ AI(Antigravity)の使い方を覚えましょう。